執筆者
ひらい内科クリニック
院長平井 拓

これらは単なる睡眠不足ではなく、睡眠時無呼吸症候群(SAS) が原因かもしれません。放置すると高血圧・不整脈・脳卒中・心筋梗塞などの重大な病気につながるリスクもあり、早期発見がとても大切です。
奈良県大和郡山市のひらい内科クリニックでは、自宅でおこなえるスクリーニング検査を導入しています。
センサーは軽量で圧迫感がほとんどなく、普段どおりの睡眠を妨げずに正確なデータが得られます。
STEP01
お申し込み後、契約メーカーから確認のご連絡を差し上げます。その後、検査機器と問診票をお届けいたします。
STEP02
ご自宅で就寝時に指にセンサーを装着し、最低4時間以上の測定をおこないます。睡眠中にセンサーが外れてしまうと正しく測定できないためご注意ください。もし計測が不十分で不安が残る場合は、翌日に再検査をおこなうことも可能です。
STEP03
検査終了後は、問診票とあわせて機器をご返送ください。返却が遅れる場合や機器を破損・紛失した場合は、必ず当院へご連絡ください。
STEP03
ご返却いただいた機器のデータは専門医が解析・判定いたします。
スクリーニング検査では、結果を6段階で判定します。
| A・B判定 | 身体に異常はなく、SASの可能性は低い状態です。3〜5年を目安に再検査をおすすめします。 |
|---|---|
| C判定 | 軽度の無呼吸・低呼吸が認められます。健康管理のため、毎年の検査をおすすめします。 |
| D判定 | 中等度以上の疑いがあるため、精密検査や追加の診断が必要です。 |
| E判定 | 重度の無呼吸・低呼吸あり。早急に精密検査が必要です。 |
| F判定 | 非常に重度の状態です。早急な精密検査と治療が必要となります。 |

日常生活における眠気の程度を評価するために睡眠尺度評価(ESS)という質問表も使用します。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さまの中には眠気を自覚しない方も多いため、自覚症状がなくても高血圧や心疾患などの循環器疾患を伴う場合には検査を実施することがあります。
自宅で実施できる睡眠時呼吸状態の検査です。睡眠中の呼吸パターンを記録し、AHI(無呼吸低呼吸指数)を測定します。患者さまのご自宅で快適に検査を受けられるため、普段の睡眠状態を正確に評価できます。最初のステップとして、パルスオキシメータによるスクリーニング検査をおこないます。指先にセンサーを装着し、血中酸素飽和度と脈拍数を測定します。無呼吸発作に伴う酸素飽和度の低下パターンから、睡眠時無呼吸の可能性を評価します。
| AHI 40以上 + 自覚症状あり | CPAP(シーパップ)治療の適応 |
|---|---|
| AHI 40未満 | 精密検査(PSG)へ進む |
脳波、眼球運動、筋電図なども含めた詳細な睡眠状態の検査です。睡眠の質や段階、呼吸状態を総合的に評価し、より正確な診断をおこないます。
検査は専門医療機関にご紹介させていただき一晩かけておこなわれます。
最近は自宅で脳波も測れるPSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)も導入しており、専門機関への入院を伴わずに検査を実施できるケースもあります。
| AHI 5未満 | 無呼吸症は否定 |
|---|---|
| AHI 5〜19 | 軽症〜中等症(生活改善・マウスピース治療検討) |
| AHI 20以上 | CPAP(シーパップ)治療の適応 |
当院では簡易検査から精密検査の紹介まで一貫して対応しています。検査結果に基づき、患者さまお一人ひとりに最適な治療方針をご提案いたします。
当院でおこなうスクリーニング検査は、健康保険が適用されます。
保険の自己負担割合によって、窓口でお支払いいただく金額は次のとおりです。
| 3割負担の方 | 約2,700円 |
|---|---|
| 2割負担の方 | 約1,800円 |
| 1割負担の方 | 約900円 |
※別途、初診料・再診料などがかかります。
「大きないびきが気になる」「日中の強い眠気に困っている」などの症状がある方は、まずはこの検査でご自身の状態を確認してみてはいかがでしょうか。検査結果に応じて、必要に応じて精密検査や治療へとつなげてまいります。症状にお悩みの方は、お早めに当院へご相談ください。当院では、総合内科・循環器内科の専門医資格を持つ医師が、検査から診断・治療まで一貫してしっかりと対応いたします。